こんにちは!Y BODY STANDARD東京駅前店トレーナーの川島です!
今回は『ビタミン・ミネラルについて part2』について、お話ししていこうと思います!
(この記事はpart1を先にお読みいただくとより読みやすくなります!→https://ygym.jp/2025/03/29/%e3%83%93%e3%82%bf%e3%83%9f%e3%83%b3%e3%83%bb%e3%83%9f%e3%83%8d%e3%83%a9%e3%83%ab%e3%81%ab%e3%81%a4%e3%81%84%e3%81%a6-part1/)
皆さんは『タンパク質』と聞くとどのようなイメージを思い浮かべますか?まずは筋肉を作る為に必要な栄養素といった感じではないでしょうか?タンパク質は確かに筋肉を作る上で必要不可欠なものです!しかし、それ以外にも体の中では非常に多くの役割を持った栄養素になります!
今回は、そのタンパク質についてまとめた記事になります!是非こちらの記事を読んでいただき、タンパク質についての知識や種類、摂取方法などを知っていただき、ご自身のボディメイクの参考にしてみてください!
ダイエット中に摂取カロリーを抑えながらも、必要な栄養素を十分に確保するためには、ビタミンやミネラルが豊富な低カロリー食品を知り、積極的に取り入れることが重要です。ここでは、カロリーあたりの栄養価が高い食品を「栄養密度が高い食品」と呼び、カテゴリー別に紹介します。
⚫︎緑黄色野菜(葉物野菜)
葉物野菜は、低カロリーながら栄養価が非常に高い食品群です。特に注目すべきは以下の食品です:
⚫︎非緑黄色野菜
⚫︎果物
⚫︎タンパク質源
⚫︎その他の低カロリー高栄養食品
・海藻類(わかめ、昆布、ひじきなど):100gあたり約20-30kcalで、ヨウ素、カルシウム、鉄、食物繊維が豊富。特に、ヨウ素は甲状腺ホルモンの生成に必須で、代謝調整に重要な役割を果たします。
・発酵食品(無糖ヨーグルト、納豆など):無糖ヨーグルト100gあたり約60kcal、納豆100gあたり約200kcalで、良質なタンパク質、カルシウム、ビタミンK2が豊富。さらに、プロバイオティクスにより腸内環境を改善し、栄養素の吸収効率を高める効果もあります。2022年の腸内微生物研究では、発酵食品の定期的な摂取により、体重管理に関連する腸内細菌の多様性が向上することが確認されています。
・オートミール:30g(乾燥重量)あたり約120kcalで、マンガン、リン、マグネシウム、亜鉛、食物繊維(β-グルカン)が豊富。β-グルカンは水溶性食物繊維で、血糖値の急上昇を抑え、満腹感を持続させる効果があります。アメリカ臨床栄養学会の2021年の研究では、朝食にオートミールを摂取したグループは、精製穀物を摂取したグループと比較して、昼食までの空腹感が40%低く、総カロリー摂取量も約12%減少したことが報告されています。
実際のダイエットでの活用例として、32歳の会社員Fさんのケースがあります。Fさんは以前、1日1200kcalに制限する低カロリーダイエットを実践していましたが、疲労感や肌トラブルに悩まされていました。栄養分析の結果、ビタミンA、C、D、鉄、マグネシウムが不足していることが判明。同じ1200kcalでも、上記の高栄養低カロリー食品を中心とした食事に変更したところ、栄養素の充足率が大幅に改善。その結果、2ヶ月間で3.5kgの減量に成功し、体調と肌の状態も改善されました。
このように、ダイエット中こそ「カロリー」だけでなく「栄養密度」に注目することが重要です。上記の食品を積極的に取り入れることで、摂取カロリーを抑えながらも、必要なビタミン・ミネラルを効率的に摂取し、健康的な減量を実現することができます。
ダイエット中は摂取カロリーを抑える必要がありますが、限られたカロリーの中で効率よく栄養素を取り入れることが重要です。ここでは、ビタミンやミネラルの吸収率を高める食べ合わせのコツについて解説します。栄養素の相乗効果を理解し、実践することで、同じ食事からより多くの栄養を体に取り込むことができるようになります。
⚫︎鉄分の吸収を高める食べ合わせ
鉄分は、特に女性がダイエット中に不足しやすい栄養素です。鉄には「ヘム鉄(動物性食品に含まれる)」と「非ヘム鉄(植物性食品に含まれる)」があり、非ヘム鉄の吸収率は通常5-12%と低いとされています。この吸収率を高めるためには、ビタミンCとの組み合わせが効果的です。
2022年の栄養学研究によると、非ヘム鉄を含む食品とビタミンCを同時に摂取することで、鉄の吸収率が最大3倍に向上することが確認されています。例えば:
実際のケーススタディとして、貧血気味だった28歳女性Gさんは、ほうれん草のおひたしにレモン汁をかけて食べる習慣を2ヶ月続けたところ、ヘモグロビン値が11.0g/dLから13.2g/dLに改善しました。これは、単に鉄分を多く含む食品を摂取するだけでなく、吸収率を高める食べ合わせが効果的だったことを示しています。
⚫︎脂溶性ビタミン(A, D, E, K)の吸収を高める食べ合わせ
脂溶性ビタミンは、その名の通り脂質と共に摂取することで吸収率が向上します。2021年のアメリカ栄養学会誌の研究によると、適量の良質な脂質と一緒に摂取することで、脂溶性ビタミンの吸収率が最大40-50%向上することが報告されています。
効果的な組み合わせ例:
特に注目すべきは、2023年の臨床栄養研究で報告された結果です。サラダにドレッシングを使用しないグループと、オリーブオイルベースのドレッシングを使用したグループを比較したところ、後者は野菜中のカロテノイド(β-カロテンなど)の吸収率が約320%高かったというデータがあります。つまり、ダイエット中に「油を一切使わない」という極端な方法は、栄養吸収の観点からは非効率的なのです。
⚫︎カルシウムの吸収を高める食べ合わせ
カルシウムの吸収率は通常20-30%程度ですが、ビタミンDと一緒に摂取することで大幅に向上します。2022年の骨代謝研究では、ビタミンDが十分な状態では、カルシウム吸収率が最大45-65%まで向上することが確認されています。
効果的な組み合わせ例:
興味深いのは、日本在住の女性102名を対象とした2023年の研究結果です。毎日15分間の日光浴を行いながらカルシウムを摂取したグループは、室内活動が中心のグループと比較して、カルシウムの吸収効率が約28%高く、骨密度も有意に高かったことが報告されています。
⚫︎亜鉛の吸収を高める食べ合わせ
亜鉛はタンパク質の合成や代謝調整に重要な役割を果たすミネラルですが、植物性食品に含まれるフィチン酸によって吸収が阻害されることがあります。この問題を解決する方法として、タンパク質との組み合わせが効果的です。
2021年の栄養生化学研究によると、動物性タンパク質と共に亜鉛を摂取することで、亜鉛の吸収率が約30%向上することが確認されています。
効果的な組み合わせ例:
特に興味深いのは、伝統的な日本食に見られる「魚と大豆製品」の組み合わせが、栄養学的にも理にかなっていることです。2022年の日本食文化研究では、このような伝統的な食の組み合わせが、栄養素の吸収効率を高める知恵として世代を超えて受け継がれてきたことが示唆されています。
⚫︎ポリフェノールの吸収を高める食べ合わせ
抗酸化作用のあるポリフェノールは、ダイエット中の酸化ストレス軽減に役立ちますが、単体での吸収率は低いことが知られています。これを改善するためには、ビタミンCとの組み合わせが効果的です。
2023年の機能性食品研究によると、ポリフェノールとビタミンCを同時に摂取することで、ポリフェノールの生体利用率が最大70%向上することが報告されています。
効果的な組み合わせ例:
実際のケーススタディとして、抗酸化栄養素の摂取を増やしたいと考えていた35歳男性Hさんは、毎日の緑茶にレモン汁を数滴加える習慣を3ヶ月間続けたところ、血中の抗酸化マーカーが約22%向上し、運動後の回復速度も改善されたという例があります。
⚫︎食事のタイミングと組み合わせの実践ポイント
以上のように、栄養素の吸収率を高める食べ合わせを意識することで、ダイエット中の限られたカロリー摂取でも、効率よく必要な栄養素を体に取り込むことができます。重要なのは極端な制限ではなく、賢く組み合わせて食べることです。これにより、栄養不足によるダイエットの停滞やリバウンドのリスクを低減し、健康的な減量を実現することができるでしょう。
健康的なダイエットを成功させるためには、必要なビタミンとミネラルを適切な量摂取することが不可欠です。日本人の食事摂取基準(2020年版)によると、成人の一日あたりの主要なビタミン・ミネラルの推奨量は、性別や年齢によって異なりますが、一般的な目安として以下が挙げられます。
例えば、成人女性(30代)の場合、ビタミンCは100mg、ビタミンDは8.5μg、カルシウムは650mg、鉄分は10.5mgが推奨されています。一方、成人男性(30代)ではビタミンCは100mg、ビタミンDは8.5μg、カルシウムは750mg、鉄分は7.5mgとなっています。ダイエット中は特に、これらの栄養素が不足しないよう注意が必要です。
具体的な食事プランとしては、「1日3食バランス型」が基本となります。朝食には全粒穀物のパンやシリアルにフルーツを組み合わせ、ビタミンB群や食物繊維を確保します。昼食は彩り豊かな野菜サラダとタンパク質源(鶏胸肉、豆腐など)を中心に、夕食は魚や豆類などのタンパク質と温野菜を組み合わせるのが理想的です。
例えば、以下のような1日の食事プランが考えられます:
【朝食】
【昼食】
【夕食】
【間食】
このようなプランでは、約1500〜1800kcalに調整しつつ、必要な栄養素をバランスよく摂取できます。特にダイエット中は「量を減らす」だけでなく「質を高める」ことが重要です。たとえば、白米を雑穀米に変えるだけでもビタミンB1やミネラルの摂取量が増加します。
また、季節や個人の好みに合わせて食材をローテーションさせることも大切です。例えば、緑黄色野菜であれば、ほうれん草、ブロッコリー、にんじんなどを日替わりで摂ることで、飽きずに継続できるでしょう。
水分摂取も忘れてはなりません。水やハーブティーを1日に1.5〜2リットル飲むことで、代謝が促進され、栄養素の体内循環も改善されます。特に食事の30分前に水を飲むことで、満腹感を得やすくなり、過食防止にもつながります。
管理栄養士の間では「80%ルール」が推奨されています。これは、腹八分目を意識しつつ、食事の80%を栄養価の高い食品(野菜、タンパク質、全粒穀物など)、残りの20%を嗜好品や調味料に割り当てるという考え方です。この方法を実践することで、ストレスなくダイエットを続けられるでしょう。
必要な栄養素をすべて食事から摂るのが難しい場合は、マルチビタミン・ミネラルのサプリメントを活用するのも一つの手段です。ただし、サプリメントはあくまで補助的なものであり、食事からの栄養摂取を基本とすべきです。
以上のように、適切な栄養素の摂取量を意識した食事プランを立てることで、健康的に痩せながら、栄養バランスを保つことができます。ダイエットは短期間で終わるものではなく、長期的なライフスタイルの一部として捉えることが、真の成功への鍵となります。
ダイエット中にサプリメントは本当に必要なのでしょうか?この問いに対する答えは、「場合による」というのが最も正確です。2023年の日本栄養学会の調査によれば、ダイエット中の人の約62%が何らかの栄養素不足を経験しており、特にビタミンD、カルシウム、鉄分、ビタミンB群の不足が顕著であることが報告されています。
基本的には、バランスの取れた食事から必要な栄養素を摂取するのが理想的です。しかし現実には、カロリー制限や特定食品の除外、時間的制約などにより、理想通りの食事を毎日続けることは容易ではありません。国立健康・栄養研究所のデータによれば、1日1500kcal以下の食事では、すべての必要栄養素を充足することが難しいとされています。
サプリメントと食事を上手に併用するポイントとして、まず「食事優先の原則」を守ることが重要です。サプリメントはあくまで「サプリメント(補助)」であり、食事の代替にはなり得ません。食物には単一の栄養素だけでなく、複合的な栄養素や食物繊維、ファイトケミカルなどの機能性成分が含まれており、これらの相乗効果は錠剤では完全に再現できません。
実践的な併用法としては、「栄養ギャップ分析」が効果的です。まず1週間程度の食事記録をつけ、管理栄養士のアドバイスや栄養計算アプリを活用して、自分の食生活で不足しがちな栄養素を特定します。例えば、忙しい会社員の方の場合、朝食を抜きがちでビタミンB群が不足していたり、外食中心でカリウムや食物繊維が足りていなかったりといった具体的な「栄養ギャップ」が見えてきます。
この分析結果に基づいて、不足している栄養素を重点的に補うサプリメントを選ぶことで、効率的かつ効果的な栄養摂取が可能になります。例えば、肉類や魚をあまり食べない方はビタミンB12やDHAのサプリメントが有効であり、野菜不足の方はマルチビタミンや食物繊維のサプリメントが役立つでしょう。
摂取タイミングも重要です。水溶性ビタミン(B群、C)は食事と一緒に摂ると吸収率が高まります。一方、鉄分とカルシウムは互いに吸収を阻害するため、別々のタイミングで摂るのが理想的です。また、脂溶性ビタミン(A、D、E、K)は脂質と一緒に摂ることで吸収率が向上します。2022年の研究では、ビタミンDを朝食時に摂取した場合と就寝前に摂取した場合では、朝食時の方が血中濃度の上昇が約28%高かったというデータもあります。
食事内容とサプリメントの組み合わせも考慮すべきポイントです。例えば、鉄分の吸収を高めるにはビタミンCと一緒に摂ることが効果的です。鉄分サプリメントを飲む際に、ビタミンCを含むオレンジジュースなどと一緒に摂ると吸収率が2〜3倍に高まるという研究結果もあります。逆に、カルシウムやタンニン(お茶に含まれる)は鉄分の吸収を阻害するため、鉄分サプリメントとは時間を空けて摂るのが賢明です。
サプリメントの形状選びも併用効果を高める要素です。例えば、水に溶かして飲むタイプは吸収が早く、特に運動前後の栄養補給に適しています。一方、徐放性のカプセルタイプは長時間かけて栄養素を放出するため、長時間の活動が予想される日に適しています。2023年の比較研究では、マグネシウムの場合、クエン酸塩やグリシネート形態の吸収率が酸化マグネシウムよりも約30%高いことが示されています。
また、サプリメントを習慣化するためには、食事のリズムに合わせた摂取スケジュールを作ることが効果的です。例えば、朝食時にマルチビタミン、昼食後にミネラル、夕食後にアミノ酸系のサプリメントといったように、食事のタイミングと紐づけることで忘れにくくなります。スマートフォンのリマインダー機能や専用アプリを活用するのも一つの方法です。
サプリメントの効果を最大化するためには、定期的な見直しも欠かせません。体重の変化や季節の変わり目、活動量の増減などに応じて、必要な栄養素は変わってきます。3〜6ヶ月に一度は自分の栄養状態を再評価し、サプリメントの種類や量を調整することをおすすめします。
最後に、過剰摂取のリスクを避けるためには、食品からの摂取量とサプリメントからの摂取量を合計して考える習慣をつけましょう。例えば、普段から乳製品をしっかり摂っている方がカルシウムのサプリメントを高用量で摂ると、過剰摂取になるリスクがあります。栄養素の一日の総摂取量を意識することで、より安全で効果的な栄養管理が可能になります。
サプリメントと食事の上手な併用は、単なる足し算ではなく、お互いを補完し合うことで相乗効果を生み出す「掛け算」なのです。
ダイエットの目的は人それぞれ異なります。単に体重を減らしたい人もいれば、代謝を上げたい人、筋肉を維持しながら脂肪を減らしたい人、食欲をコントロールしたい人など、多様なニーズがあります。ここでは、ダイエットの様々な目的に合わせたビタミン・ミネラルサプリメントを紹介します。
⚫︎脂肪燃焼を促進したい場合
脂肪燃焼を促進するためには、代謝をサポートするビタミンB群が特に重要です。特にビタミンB1(チアミン)、B2(リボフラビン)、B6(ピリドキシン)は炭水化物や脂質の代謝に直接関わります。2023年の代謝研究では、適切なビタミンB群の摂取により、基礎代謝が平均4.2%向上したとの報告があります。また、L-カルニチンと組み合わせることで、脂肪酸を細胞内のミトコンドリアに運搬する機能が強化され、より効率的なエネルギー変換が期待できます。
加えて、緑茶カテキンやカプサイシンといった植物由来の成分と組み合わせたビタミンB群のサプリメントも市場に出ています。東京医科大学の研究チームによる2022年の臨床試験では、ビタミンB群と緑茶カテキンの併用が、単体での摂取よりも脂肪燃焼効果が約18%高かったことが報告されています。
⚫︎筋肉量を維持しながらダイエットしたい場合
カロリー制限中に筋肉量を維持するためには、マグネシウム、亜鉛、ビタミンDの摂取が重要です。マグネシウムはタンパク質合成や筋肉機能に必須であり、亜鉛はホルモンバランスや免疫機能の維持に役立ちます。2023年の筑波大学の研究によれば、ダイエット中の適切なマグネシウム摂取が筋肉量の減少を最大40%抑制したという結果があります。
また、ビタミンDは筋肉の発達とメンテナンスに重要な役割を果たします。特に日本人は日照時間や食生活の影響でビタミンD不足になりやすく、国民健康栄養調査では成人の約70%が推奨摂取量に達していないとされています。サプリメントとしては、ビタミンD3(コレカルシフェロール)を含む製品が吸収率が高く、特に冬季や室内での活動が多い方におすすめです。
⚫︎食欲をコントロールしたい場合
過食を抑制し、空腹感をコントロールするには、クロムとマグネシウムが効果的です。クロムは血糖値の安定化に寄与し、急激な血糖値の上昇と下降による空腹感を抑えます。国際栄養学会誌に掲載された2022年のメタ分析によると、クロムの適切な摂取により、間食の頻度が平均27%減少したとの結果が示されています。
マグネシウムもインスリン感受性を高め、血糖値の安定化をサポートします。さらに、水溶性食物繊維(グルコマンナンやサイリウムハスクなど)と組み合わせることで、満腹感の持続時間が延長され、総カロリー摂取量の自然な減少につながります。実際に、厚生労働省の調査では、マグネシウムと食物繊維の両方が充足している人は、そうでない人に比べて平均摂取カロリーが約8%少ないというデータがあります。
⚫︎代謝を高めたい場合
基礎代謝を高めるためには、ヨウ素、セレン、ビタミンB群の組み合わせが効果的です。ヨウ素は甲状腺ホルモンの合成に不可欠であり、甲状腺ホルモンは代謝率を調節する重要な役割を担っています。日本人は海藻類の摂取により比較的ヨウ素摂取量は多いとされていますが、ダイエット中の食事制限でわかめや昆布などの摂取が減ると不足するリスクがあります。
セレンは甲状腺ホルモンの活性化をサポートする酵素の構成要素です。2023年の内分泌学研究では、適切なヨウ素とセレンの摂取により、甲状腺機能が最適化され、基礎代謝が平均5.7%向上したとの報告があります。ビタミンB群、特にB2とB3は、エネルギー産生サイクルに直接関与し、代謝効率を高めます。
⚫︎むくみを解消したい場合
水分保持によるむくみ解消には、カリウム、マグネシウム、ビタミンB6の組み合わせが効果的です。カリウムはナトリウム排出を促進し、体内の水分バランスを整えます。マグネシウムは筋肉の弛緩をサポートし、血流を改善します。2022年の循環器学会誌に掲載された研究では、これらの栄養素の適切な摂取により、下肢のむくみが最大31%減少したという結果が報告されています。
特に女性はホルモンバランスの変化によるむくみを経験しやすく、ビタミンB6はこうしたホルモン関連のむくみ軽減に役立ちます。PMS(月経前症候群)におけるむくみ軽減効果も複数の臨床研究で確認されています。
⚫︎ストレス関連の過食を防ぎたい場合
ストレスによる過食や情緒的な食欲亢進を抑えるには、ビタミンB群(特にB5、B6)、マグネシウム、ビタミンCの組み合わせが効果的です。これらの栄養素は副腎機能をサポートし、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌バランスを整えます。
2023年の行動栄養学研究では、ストレス下の被験者にこれらの栄養素を含むサプリメントを摂取させたところ、ストレス関連の過食エピソードが約35%減少したという結果が報告されています。また、L-テアニン(緑茶に含まれるアミノ酸)やGABA(γ-アミノ酪酸)などのリラックス効果のある成分と組み合わせることで、相乗効果が期待できます。
以上のように、ダイエットの目的に合わせて適切なビタミン・ミネラルサプリメントを選ぶことで、より効率的に目標達成をサポートすることができます。ただし、個人の体質や健康状態、併用薬の有無などにより最適な選択は異なります。特定の健康上の問題がある場合や、処方薬を服用している場合は、サプリメント選びの前に医師や薬剤師、管理栄養士などの専門家に相談することをおすすめします。
ビタミン・ミネラルサプリメントは適切に活用すればダイエットの強力な味方となりますが、正しい知識なしに使用すると思わぬリスクを招くこともあります。「天然由来だから安全」という思い込みは危険であり、特に高濃度に凝縮されたサプリメントの形態では、過剰摂取による副作用が生じる可能性があります。
日本サプリメント・フード協会の2023年の調査によると、サプリメント利用者の約38%が適切な用量を超えて摂取した経験があり、そのうち約22%が何らかの副作用を経験していると報告されています。こうした現状を踏まえ、サプリメント摂取における主要な注意点とリスクを理解することが重要です。
まず、脂溶性ビタミン(A、D、E、K)の過剰摂取には特に注意が必要です。水溶性ビタミンと異なり、脂溶性ビタミンは体内に蓄積されるため、長期間にわたる過剰摂取は健康被害につながる可能性があります。例えば、ビタミンAの過剰摂取は頭痛、めまい、嘔吐、さらには長期的には肝障害や骨密度低下を引き起こす可能性があります。厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、成人のビタミンAの耐容上限量は男女とも2,700μgRE/日と設定されていますが、一部のサプリメントでは1錠でこの量に近づくものもあります。
ビタミンDも過剰摂取のリスクが高い栄養素の一つです。2022年の医学雑誌に掲載された研究では、高用量のビタミンDサプリメントを長期間摂取した場合、高カルシウム血症や腎結石のリスクが増加することが報告されています。特に日本人は食事からのビタミンD摂取量が少ない傾向にあるため、サプリメントへの依存度が高くなりがちですが、推奨摂取量(成人で8.5μg/日)と耐容上限量(100μg/日)の範囲内で摂取することが重要です。
ミネラルにおいても過剰摂取のリスクは存在します。例えば、鉄分の過剰摂取は消化器系のトラブル(吐き気、便秘、腹痛など)を引き起こし、長期的には肝臓や心臓など主要臓器に鉄が蓄積される「ヘモクロマトーシス」と呼ばれる疾患のリスクを高めます。特に男性や閉経後の女性は鉄の必要量が比較的少ないため、高用量の鉄分サプリメントの使用には慎重さが求められます。
亜鉛も過剰摂取に注意が必要なミネラルです。亜鉛の過剰摂取は銅の吸収を阻害し、銅欠乏を引き起こす可能性があります。2023年の栄養学会誌に掲載された研究によれば、長期間にわたり推奨量の3倍以上の亜鉛を摂取していた被験者の約40%に、軽度から中等度の銅欠乏症状が見られたとのことです。銅欠乏は貧血や免疫機能低下、神経症状などを引き起こすことがあります。
また、特定のビタミン・ミネラルサプリメントと医薬品の相互作用にも注意が必要です。例えば、ビタミンKは血液凝固阻害薬(ワーファリンなど)の効果を減弱させる可能性があり、カルシウムやマグネシウム、鉄などのミネラルは、特定の抗生物質や降圧剤の吸収を阻害することがあります。日本薬剤師会の調査によれば、サプリメントと医薬品の相互作用によるトラブルの報告は年々増加傾向にあり、2023年には前年比15%増の報告があったとされています。
サプリメントの品質や安全性にも注意を払うべきです。日本では「健康食品」として販売される多くのサプリメントは医薬品と異なり、厳格な品質管理や安全性評価が義務付けられていません。信頼できるメーカーの製品を選ぶことが重要です。GMP(適正製造規範)認証を受けた工場で製造された製品や、第三者機関による品質検査を受けている製品は、成分表示の正確さや製造過程の安全性が比較的担保されています。
妊娠中や授乳中の女性、高齢者、慢性疾患を持つ人などは特にサプリメント摂取に慎重になるべきです。例えば、妊娠初期の高用量ビタミンA摂取は胎児の先天異常リスクを高める可能性があります。また、腎機能が低下している高齢者では、特定のミネラル(カリウムなど)の排泄能力が低下しているため、過剰摂取のリスクが高まります。
サプリメントの併用による相互作用も考慮すべきポイントです。例えば、カルシウムと鉄、銅と亜鉛など、吸収で競合するミネラル同士は同時に摂取すると互いの吸収率を下げる可能性があります。2022年の消化吸収学会誌に掲載された研究では、カルシウムと鉄を同時に摂取した場合、それぞれの吸収率が約30%低下することが報告されています。
過剰摂取を避けるための実践的なアドバイスとしては、以下のポイントが挙げられます。まず、複数のサプリメントを利用する場合は、重複する成分の総量を確認することが重要です。特にマルチビタミン・ミネラルと単一栄養素のサプリメントを併用する場合は注意が必要です。次に、定期的に「サプリメント休息日」を設けることも有効です。これにより、体が特定の栄養素に依存するリスクを減らし、自然な代謝バランスを保つことができます。
最後に、最も重要なのは「必要性の見極め」です。血液検査などで特定の栄養素不足が確認されている場合を除き、サプリメントの使用は短期間の「補助」として考えるべきであり、長期的には食事からの栄養摂取を改善する方向に進むことが理想的です。国立健康・栄養研究所の専門家によれば、「最良のサプリメントは、それが不要になるよう食生活を改善すること」だとされています。
適切な知識と慎重さをもってサプリメントを活用することで、ダイエットの効果を最大化しつつ、リスクを最小限に抑えることができるでしょう。何よりも「適量」が鍵となることを忘れないでください。
いかがでしたでしょうか?
今回はダイエットやボディメイクで効果的な摂取法ほやおすすめの食材などビタミン・ミネラルの活用方法などについてご紹介させていただきました!ビタミン・ミネラルにも沢山の種類があり、不足するだけで体に大きな影響が出たり、摂り方一つで効果の効き目が変わったりなど大きく変化することが知れたかと思います。ぜひダイエット中はビタミン・ミネラルを含んだ5大栄養素のバランスを意識して食事を進めてみてください!次回part3は社会人や時間がない人、子育て中のママさんなど目的別・ライフスタイル別でおすすめのビタミン・ミネラルについてご紹介いたします!
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記事の著者
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実績
2021年 第56回東京ボディビル選手権 ジュニアボディビル 7位入賞
2023年 マッスルゲート東京ベイ大会 ボディビル75kg超級 優勝