パントテン酸は、ビタミンのひとつです。もともと酵母の成長を促進する物質として発見されました。その後、この物質の欠乏によりラットの成長が阻害されたり、ニワトリで皮膚炎が起こったりすることが明らかになり、ビタミンとして認識されるようになりました。パントテン酸は、「至るところに存在する酸」という意味で命名されました。この名前の通り様々な食品に含まれているので、通常の食事をしている人では不足することはまずありません。
パントテン酸の吸収と働き
パントテン酸は、コエンザイムA(補酵素A)、アシルCoA、アシルキャリアタンパク質(ACP)、4́-ホスホパンテテインの形で、細胞内に存在しており、食品として摂取されると、消化管でパントテン酸にまで消化されたのち、体内に吸収されます。
パントテン酸は体内で活性化され、エネルギー産生の時に重要な役割を果たしている補酵素AやACPの成分となっています。補酵素AはアセチルCoAとして、クエン酸回路や脂肪酸のβ酸化などの代謝系において、脂質や糖質の代謝で重要な役割を果たすほか、からだの中で起こるきわめて多くの酵素反応に関与しています。
また、善玉コレステロールを増やしたり、ホルモンや抗体の産生などにも関与しています。
1日の摂取基準量
日本人の食事摂取基準(2020年版)では、パントテン酸の1日に摂取する目安量を、18~49歳の男性で5mg、50歳以上の男性で6mg、18歳以上の女性で5mgと定めています。パントテン酸単独での大量摂取による健康被害は報告されていないため、耐容上限量は設定されていません。
パントテン酸が不足してしまうと
パントテン酸が欠乏すると細胞内の補酵素Aの濃度が低下するため、欠乏の初期症状としては疲れやすくなったり、食欲がなくなったり、便秘になったりといった症状が見られます。さらにめまい、頭痛、動悸、不眠などが起こり、進行すると知覚の異常、激痛、麻痺や副腎皮質や消化管などの臓器の機能不全、成長停止が起こります。
しかし、パントテン酸は幅広い食品中に含まれているため、通常の食事では、欠乏症はきわめて少ないと考えられています。
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