【乳酸菌の効果】
2024/08/18

【乳酸菌の効果】

乳酸菌とは?

腸の中の細菌は、健康の維持や向上にとって都合の良い「善玉菌(有用菌、以下善玉菌)」と、その反対の「悪玉菌(有害菌、以下悪玉菌)」、そして、ふだんはどっちつかずの「日和見菌」という三つの種類に大別できます。乳酸菌は、ビフィズス菌と並んで、善玉菌の代表的な存在です。

なお、乳酸菌とは、発酵によって糖類から多量の乳酸を産生する菌のことで、1種類の菌を指すのではなく、さまざまなタイプがあります。それぞれの乳酸菌によって、発酵・産生されるものが異なり、食品としての働きや味、風味なども違います。

乳酸菌とビフィズス菌の違い

乳酸菌とビフィズス菌は、どちらも善玉菌に該当する腸内細菌です。しかし、異なる特徴を持っています。
乳酸菌は、酸素がある環境でもない環境でも生息可能な菌で、主に小腸下部~大腸に存在しています。一方、ビフィズス菌は、酸素のある環境が苦手な菌です。小腸の中には酸素が比較的多いためにビフィズス菌は生息できず、酸素濃度の低い大腸に存在しています。
また、腸の中で、乳酸菌は乳酸を産生し、ビフィズス菌は乳酸と酢酸を産生するという違いもあります。

乳酸菌の効果とは?

腸内フローラルのバランスを整える

ヒトの消化管には、約1,000種類、100兆個の細菌が存在していて、それをすべて合わせると、重さは1~2kg以上にもなると言われています。それらの集合体のことを「腸内フローラ」または「腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)」と呼んでいます。

先ほどお示ししたように、腸内の細菌は、善玉菌と悪玉菌、日和見菌に分けられ、それらの理想的なバランスは2:1:7とされています。その3者のバランスが崩れて悪玉菌が優勢になると、健康に悪影響が生じてきてしまいます。それに対して善玉菌の代表的な存在である乳酸菌は、腸内細菌叢のバランスが崩れないように働いています。

その主なメカニズムは、腸の中で糖を分解して乳酸を作り出して、腸内環境を弱酸性にすることです。悪玉菌はアルカリ性の環境を好むため、乳酸菌が優勢な酸性の環境下では増殖できません。

酪酸菌を増やす

乳酸菌やビフィズス菌のほかの善玉菌として、「酪酸菌」という菌があります。これは、大腸で増殖して主に酪酸を産生する菌です。腸内の腐敗菌に対抗するように働き、ほかの善玉菌と共生しながら整腸作用を発揮しています。

乳酸菌は、乳酸菌が作る乳酸によって腸内が酸性になることで、ほかの善玉菌が増殖しやすくなるという役割も果たしています。そして、その影響は酪酸菌にも及んでいます。実際、乳酸菌や酪酸菌などを単独で培養するよりも、それらを混ぜて培養すると、菌数が著しく増加することが確認されています。

また、口から体内に入った乳酸菌は、胃酸によって多くが死滅し、腸に届くときには死菌になっていることが多いのですが、死菌もまた、ほかの善玉菌のエサとなることなどで、腸内バランスの維持に役立っています。また、死菌となってもその菌体の成分がヒトの免疫や炎症反応に影響することが知られています。

便秘予防やビタミン生産

そのほかにも、乳酸菌には腸の蠕動運動(ぜんどううんどう:腸の内容物を先へ先へと運ぶための運動)を促して、便秘を予防する整腸作用もあります。便秘になると腸の中で悪玉菌が増えやすくなるので、便秘を予防すること自体が腸内環境を整えることにつながると言えるでしょう。

また近年、乳酸菌などの善玉菌は、体内でのビタミンの産生にも関わっていることがわかってきました。ビタミンは体の調子を整えたり様々な働きがあるので、この善玉菌の働きに注目が集まっています。さらに、消化吸収の促進や免疫機能の調節にも関係していることや、腸の内壁の粘液層によるバリア機能を高めることによって、感染症や炎症を抑制するようにも働くことがわかっています。

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