人工甘味料はカロリーを抑えた砂糖の代替品として、私たちが口にする食品の多くに含まれています。しかし、人工甘味料はまだ歴史が浅く、化学的に作られたものであることから健康被害に関する声も上がっています。
ここからは、人工甘味料の種類やメリット、デメリットについて説明していきます。
現在日本で使用許可が出ている人工甘味料は、サッカリン、アステルパーム、アセスルファムK、スクラロース、ネオテーム、アドバンテームの6種類があります。
人工甘味料のメリット
人工甘味料の最大のメリットは、摂取カロリーが軽減できることと、食後の血糖値の上昇を抑えられることです。人工甘味料は砂糖よりも強い甘味を持つものがほとんどで、少量でも十分な甘さを持つことができます。もともとカロリーがほとんどない種類の人工甘味料もあり、ダイエット中でも甘い物を我慢せずに摂取することができます。
人工甘味料のデメリット
人工甘味料が糖尿病の治療に有用であると提言されている一方で、過剰摂取は糖尿病を発症しやすくなるとも言われています。通常、砂糖を摂取すると血糖値が上昇するため、インスリンという血糖を下げるホルモンが分泌されますが、人工甘味料は血糖値を上げないため、インスリンは分泌されません。
しかし、習慣的に人工甘味料を摂取することでこのインスリンの働きが鈍くなり、血糖値をコントロールする力が弱まると考えられています。さらに、人工甘味料を摂取すると、甘い物を食べているのに血糖値が上がらないため脳が異常に反応してしまい、より甘い物を欲して食べ過ぎてしまい、むしろ太りやすくなるとも言われています。
また、人工甘味料に含まれる物質を代謝できない、フェニルケトン尿症という病気があります。
フェニルケトン尿症の人はフェニルケトンを含むアスパルテームの摂取量を制限する必要があるため、アスパルテーム、L・フェニルアラニン化合物と表示するように義務づけられています。
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