成人の体内に約1g存在すると言われているカルシウムは、約99%が骨や歯に分布し、残り1%が血液中細胞内に存在すると言われています。
・作用
骨や歯の材料
自律神経の安定
筋肉(平滑筋を含む)の収縮
抗アレルギー作用
心筋の機能を正常に保つ
血液凝固促進作用
体内のイオンバランスを正常値に維持
体内の浸透圧を一定に保つ
適切なカルシウムの摂取量
男性700〜800mg 女性650mg
厚生労働省日本人の食事摂取基準(2020年版)
カルシウムの過剰摂取
カルシウムも豊富な食材(ex:乳製品)を過剰に摂取すると、血中カルシウム濃度は急激に上昇します。ただ体は血中のカルシウム濃度を通常状態に戻そうと働く為、血中・骨の余剰カルシウムを、腎臓から尿に排出してしまうのです。
つまり、カルシウム摂取のために飲んだ乳製品が、かえって体内のカルシウム量を減らしてしまうという矛盾が起きてしまいます。過剰にカルシウムを摂ることは注意が必要です。