ビタミンK
2022/07/24

ビタミンK

ビタミンKとは!?

ビタミンKには多種類ありますが、天然の物はビタミンK1(フィロキノン)とビタミンK2(メナキノン類)の2種類のみです。ビタミンK1は植物の葉緑体で生産され、ビタミンK2は微生物から生産されます。

ビタミンKの作用

ビタミンKの主要な作用は、血液凝固に関する物です。血液が凝固するのには、プロトロンビンなどの血液凝固因子が必要ですが、プロトロンビンが肝臓で生成される時に補酵素として働くのがビタミンKです。

ビタミンKが不足すると血液凝固に時間が掛かり出血が止まりにくくなります。

また、ビタミンKは丈夫な骨作りにも不可欠で、骨に存在するオステオカルシンと言うタンパク質を活性化し、カルシウムを骨に沈着させて骨の形成を促す作用があります。なので、骨粗鬆症の治療薬としてメナキノーン4が処方されます。その他にも、動脈の石灰化を抑制する働きもあります。